こんにちは、パーラーです。
少し前に神戸に行ってきました。
京都音楽博覧会に行くことになり、ついでに見てみたい施設があったので、
神戸まで足を伸ばしてみました。
「KIITO」という施設です。『地域を変えるデザイン』という本にデザイン行政の取り組みとして記述があったので興味を持ちました。
生糸工場だった古い建物を利用した、<+クリエイティブの「実践の場をつくる」「担い手をつくる」「交流の場をつくる」「情報発信のネットワークをつくる」ための施設>です。(ロゴデザインやグラフィックは寄藤文平さんが手掛けています。)
中にはカフェも入っているのですが、生糸工場で使っていた機械を配して、心地よい空間が作られていました。あまり一般的に、「神戸→生糸」というイメージは持たれていないと思うのですが、そういう歴史的な文脈を読み取った上で改築されていたのが良かったです。市民団体や、民間企業(MUJIが施設内にある)、NPO、大学などが頻繁にワークショップをしているようです。駅から離れている施設ではあるのですが、私が行った時にも「生け花のイベント」の準備中で、けっこうな活気がありました。
これを見て感じたのは、これからの公共施設はソフト面が重要だということです。人口減少のトレンドを踏まえれば、建物を新たに建てる必要も、あまりなくなってくるのではないかと思います。公共施設を新しく計画するのであれば、いかに多くの人が使うようにするのか、その使われ方の方まで考えて計画することが重要だと思うのです。また、施設が出来たあと、情報発信の仕方については一定水準以上の意匠があった方が良いし、多角的なメディア発信がなければ、使われないものになってしまうのではないか、ということも感じました。(「KIITO」にも問題点はあるんだと思います。)
春日部の東部ふれあい拠点施設(通称:ふれあいキューブ)も多く春日部市民にとっては「あの建物何?」の状態が続いているのですが、もう一度、ソフト面と情報発信について考えてみるべきではないかと思いました。
(パーラー)
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