Kasukabe Local Design Laboratory

こんばんは。ハタケです。

今日は一日中この話題でしたね。
あれからもう2年が過ぎようとしています。
日々の中で薄れていく記憶も、この日ばかりは色々と思い出されますね。

あの時、何をされていましたか？
あの後、どう過ごされましたか？

私はあの出来事がきっかけで、色々と考えさせられました。
1番は人との繋がりこそ財産なのだと、本当に実感させられたことです。

電気も点かない、蛇口からも水はでない、火も点かない、トイレも風呂もない。
あるのは自らの身体と少量の水分と保存食。後は買いだめしてあったビール…笑
めちゃくちゃな部屋で一夜を過ごさなければならなかった。
いい歳した大人だけど、真っ暗で怖かったの覚えている。
さっさと寝てしまおうと目を瞑っても、余震で目が覚める。布団の中でそんな事をしていた時、外から声が聞こえた。
それは同じ集合住宅に住む男性であった。
それまでは会釈程度の挨拶しか交わさなかったその男性とは、それからは度々情報交換をして食料も交換しあったた。
お互いを補完し合いながらなんとかライフラインの復旧までしのいだのだ。

当時はお金なんて何の役にも立たなかったし、服だって寒さを凌げる事が第一優先でした。価値観ではなく、本当に価値が変わったのです。

そこで1番価値があったと感じたのは、やはり周囲の人間との繋がり、コミュニティでした。とても小さなコミュニティでもそこにある事で安心や勇気が湧いてきたのを覚えています。

だから、小さなコミュニティであっても継続してそこにあり、そこからまた派生してコミュニティがうまれていく、一種のエコシステムのようなものを築いていけたらいいなぁと思っています。

個人としても我々としても。