「デザイン あ展」

こんばんは。Parlour(パーラー)です。2月ももうすぐ終り。
この寒さが過ぎれば、春はもうすぐそこですね。

この前、21_21 design sight で開催されている「デザイン  あ展」に行ってきました。
とてもおもしろい展示だったので、少しだけ内容を紹介したいと思います。

この「デザイン あ展」は、NHK Eテレで放送中の教育番組「デザインあ」を、展覧会というかたちに発展させた企画です 。テーマは、「デザインマインド」。音や映像も活かしながら、全身で体感できる展示を通して、デザインマインドを育むための試みを、さまざまに示しています。

展覧会のディレクションは、NHK Eテレ「デザインあ」で総合指導を行なう佐藤 卓さんをはじめ、同番組に関わる中村勇吾さん、小山田圭吾さんの3名によるものです。

しょうゆをさす 森正洋さんのG型しょうゆさしの観察

ごちゃまぜ文庫 子どもに大人気
21_21としては、佐藤雅彦さんがディレクションした「"これも自分と認めざるを得ない"展」以来の体感できるイベントで、「あそべる」「たいけん」できる展示が多くあります。番組と同じように、こどもの目線に合わせながらも、こども騙しではない、"大人の本気"が大人でも楽しめる展示となっています。(館内では撮影が可能で、ハッシュタグ"#design_ah"をつけてTwitterで発信するとこのサイトに写真が掲載されます。)

なんとなく「デザイン」という言葉には堅苦しい、お高くとまったような印象を受ける人が多いと思うのですが、まったくそういうものではないことが番組の「デザイン あ」を見ても、この展示を見ても分かると思います。

テレビ番組「デザイン あ」の演出を担当している佐藤正和さんは、番組の方についてですが、こんな風に語っています。
番組をはじめるまで僕がそうだったように、デザインというものを知らない子がほとんどだと思うんです。だから、いきなり「デザインとはこういうものだ」ではなく、まずは子供たちの身の回りにあるものを使って、デザインした人の気持ちとか、こういう風に考えたらおもしろいよっていうのを提示できたらいいなと思いました。たとえば、やかんがこういう形をしているのはちゃんと理由があって、その形を考えた人がいるんですよ、というところを入り口に、すべてのものがそいういうふうにできていて、デザインについて考えるきっかけになってほしいなと。その結果、ものを大切にする心や相手を思いやる気持ち、誰かを喜ばせる発想を育めたらいいなというのが、番組のコンセプトです。
これは、展示のテーマである「デザインマインド」につながるところかなと思います。

6月2日まで開催しているそうですが、週末は混んでいるので、週末なら午前中に、平日行ける方は平日行くことをおすすめします。


「デザイン あ」に興味がある方はこちらもどうぞ "Powers of Ten"


"カリキュラマシーン"


この二つの映像は小山田圭吾さんが番組の音楽を作るときに、インスパイアを受けた映像だそうです。表現はちょっと違いますが「デザインマインド」を子どもにも共有しよう、という試みは、昔からあるんだなと思いました。

(Parlour)

Posted in , . Bookmark the permalink. RSS feed for this post.

Leave a Reply

Search

a WordPress theme from Nordic Themepark. Converted by LiteThemes.com.